青々とした松とズワイ

小枝松を約100本使用したこちらの作品は、今冬のお正月生花レッスン作品を大きくしたものです。今は私の自宅と、希花亭の隣の隣の和菓子屋さん福岡屋さんに飾られています。
お正月生花レッスンをどんな作品にしようと考え、リース展の作品制作で生花レッスンが出来なかったかたも多く、瑞々しい青々とした作品が良いのでは…と思いデザインしました。美しい松に、ラン、千両、菊(サフィーナ)などをアレンジし、そこにズワイの真っすぐな枝が伸びていく作品です。
ズワイって何ですか?と聞かれると、梅の新しい枝ですとお答えしていました。ズワイの語源は‟楚すわえ”とされます。楚(すわえ)は細く真っすぐ伸びた枝、新しい枝を意味します。それが変化してズワイになったようです。地域によってズバイ、ズワエなど呼び方も様々。現在は、梅の若い枝を指すことが多いようです。勢い良く伸びる姿が進展、成長を連想し、お正月のお花にピッタリですね。余談ですが、ズワイ蟹のズワイもこのすわえ(楚)が語源とか。ほっそりした長い脚が枝ににているからだそうです。

更新日: 2018.01.03 (Wed)


懐かしいフトイの作品

昨年9月、NFD50周年記念デモンストレーションのステージでご紹介したフトイの作品。青々としたグリーンや、ドライのものなど、様々な状態のフトイを使い作品を制作しました。その時、チャリティーに参加して下さった野田さん、綺麗なベージュ色のドライになったフトイの作品が当たったそうです。こちらをお正月バージョンに変えて飾りたいとリクエスト。そこで蘭、千両、菊をアレンジしていただきました。
デモの時は、何人もの方からお正月レッスンでやりたいとお声が上がったのですが、今の時期出回っているフトイは沖縄産のもので、こちらは美しいドライ状態にするのが難しい為、今夏にやってみようと思っています。皆さんお楽しみに。

更新日: 2018.01.03 (Wed)


お正月作品 南天リース

今冬、久々に教室に登場した実南天のリース。真っ赤な実に戌の干支凧と紅白の水引と松葉水引を飾ったシンプルなリースは、制作された方や、他のレッスンの方からも好評でした。
リース展終了後の12月のレッスンは、いつもに増して慌ただしく、他のコースの方が飛び入り参加されたり、レッスン作品をいくつも制作されたり、年末ぎりぎりまでご予約数が増えていきました。その為、メーカーさんの松葉水引が完売してしまい、私が手作りすることになりました。7月に長野県飯田市の水引屋さんでこの松葉飾りの作り方を教えていただいたので本当に助かりました。
南天のリースを作りながら、南天玉の話になりました。私も含め多くの方がテレビや新聞で郡上の南天玉のニュースをご覧になっていたのです。数年前、石川さんからリクエストをいただいた時は作り方がわからなかったのですが、ニュースを観ながら少し手順がわかった気がします。南天玉に挑戦したいと思います。上手にできたら、石川さんや皆さんをお誘いしたいと思っています。

更新日: 2018.01.03 (Wed)



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