前述の緑生花大作“波”では、束状にしたホワイトグラスをねじり、波のようにアレンジしましたが、こちらは同じホワイトグラスを使い、葉の途中に切り込みを入れ刺し編んだ矢頭さんの作品。昨年のハロウィンレッスンでご紹介したホワイトグラスのデザインをより進化させた作品になりました。
七色・花リレーでは、生花作品出展の方も含め、会の一週間前までには皆さん作品の完成した姿が見えていたのですが、矢頭さんだけは中々形が見えないまま会がスタートしました。私が事前にご用意した作品説明カードのコメント、“不死鳥のように”をイメージして、出展日前日生け込みの日、会場7階控室で誕生した不死鳥です。この不死鳥のように、虚しい病から蘇りたいと思います。
七色・花リレーレポートと作品レポート桃、白、緑はおすすめフラワーで、作品レポート黄、青、赤はレッスン日記でご紹介しています。

更新日： 2015.10.18 (Sun)

緑の生花大作、タイトルは“波”です。青の日の大作とあえて同じ器を使い、生け方を変化させました。このイベントでお伝えしたかったのは花の美しさと、私たちの手を通して生まれるデザインの面白さ。同じ素材を用いながら、ベースの置き方を変えたり、斜めに角度をつけたりと、デザインを変化させました。
この会の準備は5月ゴールデンウィーク、DM用作品のデザインからスタートしました。そして同時開催のレッスン作品の資材の仕入れと仕分け、皆さんの出展作品の打ち合わせ、試作、レッスン、設営デザイン、大作デザイン、試作…と様々な準備が続きました。その中で幾度も訪れた波。その波を乗り越えて花を咲かせたいという思いをこの大作で表現してみました。
会も無事に終わり、今私を襲っているのは“虚しい病”という波。もちろんホッとした思いややり遂げた達成感もあるのですが、何か心にぽっかりと穴が空いた感じです。姉に「虚しい」と連発すると、「今年は1月からあまりにも忙しかったからしょうがない」とのこと。早くこの波を乗り越えて、素敵なクリスマス、お正月作品をご用意出来たらと思っています。

更新日： 2015.10.18 (Sun)

一枚の絵のようなこの写真、グリーンの日月曜日、会場の中央を撮影したものです。立体的な会場にする為、左右の壁面に角度をつけたので全体を一枚の写真に収めることが出来ず残念ですが、皆さんからは「素敵な会場設営ですね」、「いつもの売場と全然違う」と好評でした。前日の赤の会場から一転、落ち着いた緑の空間はどこか神聖な感じがしました。妖精が現れたとの噂も…

更新日： 2015.10.18 (Sun)