春の草花 No.2 キルタンサス

バイモと同様に芽吹きのアレンジに使用したキルタンサスの花です。この時期は、ビオラにムスカリ、ツルバモアなど可愛い小花が出回ります。こちらのキルタンサス、色鮮やかな黄色を目にすることが多いのですが、サーモンピンクの色目が気に入り、特注してみました。
キルタンサスは、ヒガンバナ科。南アフリカ原産で、約50種類が分布する小球根。春に植えて夏に花を咲かせる夏型と、秋に植えて冬から春に花を咲かせる冬型があり、色もオレンジ、黄、白、朱、ピンクなどあるようです。葉は細長く、その間から花茎を長く伸ばし先端に数輪の花を咲かせます。花は、細長い筒状で、弓なりに曲がっています。花の姿から、ギリシャ語のキルトス(曲がった)とアンサス(花)でキルタンサスと名付けられたといわれています。
3月末には、スズランの生花ブーケのご依頼があります。スズランの季節は、もう少し先のイメージを持たれるのではないでしょうか。5月1日はスズランの日と言われますが、現在も根付きのものでとても良い品質のものが入荷しており、こちらのブーケも楽しみです。

更新日: 2013.02.19 (Tue)


春の草花 No.1 バイモユリ

KIHANAヨーロピアンデザインコース、芽吹きのアレンジのレッスンの為に仕入れたバイモ(貝母)の花です。
以前は希花亭の庭にもあったのですが、クロユリのような可憐な形、優しいグリーンの色合い、私の大好きな花の一つです。皆さんからは、「何ですかこのお花?」と質問の多かったバイモ、調べてみたらクロユリの仲間のようです。
まっすぐに伸びた茎、葉は細く先が曲がり、花は薄い緑色で下向きに付く釣鐘型、ユリ科の球根植物です。貝母という名前は、球根が二枚貝に似ていることから名付けられたそうです。花の内側に編目状の模様があり別名編笠百合、花の形から天蓋百合とも呼ばれます。原産国は中国で、日本には薬草として入り、咳止め、鎮痛など効果があるそうです。
花言葉も紹介されていたのですが、“人を喜ばせる心”、“努力”、“威厳”、“謙虚な心”とありました。ちょっと下向きなお花の形が控えめで、“謙虚な心”が合ってるな…と思ったのですが、どうでしょうか?

更新日: 2013.02.18 (Mon)


クリスマスローズ

昨日、花阿彌ヨーロピアンデザインコースの榊原さんのレッスンに使用したクリスマスローズです。1本でとても茎が太く、葉も丈夫、そしてグリーンの花はおそらく種が実る前なので丈夫で長持ちするのです。この日の榊原さんのレッスンは、花阿彌オリジナルの落水紙を使ったデザインの為、黄色のオンシジュームに、白のブルビネラ、そしてクリスマスローズを取り合わせてみました。スプレー状の脇枝ををカットし作品にアレンジしたのですが、まだまだ茎には沢山のクリスマスローズが…そこでスリムな花器に飾っていただくことになりました。
毎年クリスマスローズをいただく三室さんからは、「次回のレッスンにはお庭のクリスマスローズを持ってくるからね」とのお言葉。写真のクリスマスローズとは別の品種で、こちらもとても楽しみです。来月のギャラリーのお花に飾らせていただきます。

更新日: 2013.02.17 (Sun)



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